中国EVメーカーBYD、欧州でテスラを2カ月連続で販売台数トップに

中国EVメーカーBYD、欧州でテスラを2カ月連続で販売台数トップに

この急成長により、欧州自動車業界の勢力図に大きな変化が生じています。2025年8月のEU市場全体では、中国ブランドの自動車が合計43,500台以上を販売し、前年同月比で121%増加。欧州市場でアウディやルノーなどの著名ブランドを上回る月間販売台数を記録しました。

中国自動車メーカーSAIC(MGブランド保有)も好調で、販売台数は前年同月比59.4%増となり、主要ブランドとしての存在感を示しています。

ステランティス(Stellantis)は長期低迷から脱し、欧州で2.2%の販売増を記録しました。同社はジープやフィアット、プジョーなどを傘下に持ち、2025年1〜8月のEU市場累計登録台数は165万台を超え、市場シェア16.7%で2位を維持しています。特にハイブリッド車部門では市場シェア18%と強さを見せています。

中国メーカーは、EUが中国製EVに対して導入した追加関税(BYDで17%、SAICで35.3%)を回避するため、プラグインハイブリッド車の販売に戦略的にシフトしています。BYDのプラグインハイブリッド車登録台数は2025年上半期に約2万台に達し、前年同期比で1万7000%の急増となりました。同社の「Seal U DM-i」モデルは欧州で8番目に売れているプラグインハイブリッド車となっています。

欧州の自動車市場全体では、EU新車登録台数が5.3%増加し、UKやEFTA諸国を含めた成長率は4.7%に。電動車の人気も拡大し、バッテリーEV登録は30.2%増、ハイブリッド車は54.5%増、プラグインハイブリッドは14.1%増となり、これら電動車の合計がEU新車登録の62.2%を占めています。これは前年同月の52.8%から大きく上昇しています。

欧州市場は、中国勢の躍進や規制強化、新たな米国輸入関税など、さまざまな構造的課題に直面しながらも、電動車シフトが加速しています。自動車各社は、高まる環境規制やコスト競争に対応しながら、ハイブリッド車や電気自動車を強化――中国勢は特に、EUの障壁を乗り越え、地位を急速に高めています。]

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